配列 ☆☆☆
OPTION BASE 0
配列宣言で添字の下限の指定を省略したときの値を0にする。
OPTION BASE 1
配列宣言で添字の下限の指定を省略したときの値を1にする。
◇ OPTION BASE文を書かないとoption baseは1になる。
◇ OPTION BASE文を書くときは,最初のDIM文より先に書かなければならない。
DIM
配列名と,その次元,添字の上限,下限を宣言する。
例 DIM A(2 TO 10)
配列Aの次元を1とし,添字の下限を2,上限を10とする。
例 DIM A(10)
配列Aの次元を1とし,添字の上限を10とする。
添字の下限はOPTION BASE文の指定に従う。
OPTION BASE文がなければ添字の下限は1。
例 DIM A(4,5)
配列Aの次元を2とし,第1次元の添字の上限を4,第2次元の添字の上限を5とする。
例 DIM A(0 TO 10, 2 TO 11)
配列Aの次元を2とし,第1次元での添字の範囲を0から10,第2次元での添字の範囲を2から11までとする。
◇ 配列の次元は3次元まで。
ただし,独自拡張として4次元を許す。
◇ OPTION文,DIM文は宣言文。書くだけで有効になり,制御文による制御の対象にならない。
◇ 実行時,添字に小数を指定すると,整数に丸められる。
例
10 DIM a(1 TO 10) 20 LET k=1.2 30 LET a(k)=2*k
とすると,a(1)の値が2.4になる。
<Note> 基本BASICとの違い。
@ OPTION BASE文を書かないときのoption baseは1である。
A 配列を宣言せずに用いることはできない。
<Note> N88-BASICとの違い。
プログラムの実行中に配列を宣言しなおして使うことはできない。
単純変数と配列に同じ名前をつけることを許さない。
<参照>DIM文の拡張構文