文字列関数

 以下,a$,b$は文字列式,a,mは数値式。

 結果が数値になる関数

LEN(a$)    a$の文字数
POS(a$,b$)  a$中にb$がはじめて出現する位置。存在しないときは0。
POS(a$,b$,m)a$のm文字目以降でb$が出現する位置。存在しないときは0。
VAL(a$)    数値を表現する文字列a$を数値化した値。前後の空白は無視する。
文字列の形式が正しくないとextype4001の例外状態になる。
ORD(a$)    a$が文字1個からなるとき,その文字コード。
漢字に対応するように定義域を拡張している。

 結果が文字列になる関数

REPEAT$(a$,m) a$をm回繰り返した文字列
STR$(a)    数値式aを表示するときの文字列。前後の空白を含まない
USING$(a$,x) 数値式xをa$を書式として書式化した文字列。
書式はPRINT USING参照。
a$に書式以外の文字を含めることは不可。
CHR$(m)    文字コードがmである文字
漢字に対応するように定義域を拡張している。
LCASE$(a$)  英大文字を小文字に置き換えた文字列(Lower CASE)
UCASE$(a$)  英小文字を大文字に置き換えた文字列(Upper CASE)
LTRIM$(a$)  はじめの空白を削除した文字列
RTRIM$(a$)  後ろの空白を削除した文字列
DATE$     yyyymmddの形式の日付文字列
TIME$     hh:mm:ssの形式の時刻文字列

(補足)
 通常,文字列関数は文字を単位として扱う(漢字も1文字と数える)。バイト数を求めるときは,拡張関数のBLEN(a$)を用いる。
 OPTION CHARACTER BYTE を書くと,そのプログラム単位で文字列処理がバイト単位になる。

(補足)
 複素数モードと有理数モードでは,STR$関数で文字列にした後,VAL関数を適用しても元に戻せるとは限らない。

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