program文とchain文

 program文はプログラム名と引数を宣言する。引数はchain文で意味をもつ。
 chain文は別のプログラムに制御を移し,現在のプログラムを終了させる。

PROGRAM プログラム名
PROGRAM プログラム名(変数,変数,・・・ ,変数)
 プログラム名は英字を先頭とする英数字または下線の列。
 例 PROGRAM ABC(a,s$)
 配列を引数とする場合は,配列名に続けて次の形式で括弧を後置する。
 例 PROGRAM SAMPLE(A(),B(,),C(,,))
    Aは1次元,Bは2次元,Cは3次元配列。
 program文は,プログラムの最初の行に書かなければならない。
 このプログラムがchain文で呼び出されると,各変数にchain文で渡された値が順に代入される。
(注意)プログラム名とファイル名が一致していなくてもエラーとはならないが,chain文で指定するのはファイル名である。
例外
 extype4301 引数の個数の過不足や型の不一致
 extype4302 配列次元の不一致

CHAIN ファイル名
CHAIN ファイル名 WITH ( 式,式,…,式 )
 ファイル名には,値がBASICプログラムを納めたファイルのファイル名となる文字列式を書く。
 WITH節に指定した式の値がprogram文の引数になる。
 式は,数値式,文字列式,または配列名。配列名に括弧を後置しない。
 例1 CHAIN "FRACTAL\DRAGON.BAS"
 例2 CHAIN "A:\ABC.BAS" WITH (12,"Quiz")
 例3 DIM A(10),B(3,3),C(2,3,4)
    CHAIN "A:\SAMPLE.BAS" WITH(A,B,C)

 program文は,BASIC以外のプログラムからBASICのプログラムを起動するときの引数を渡すのに利用できる。詳細

<参照>EXECUTE,旧バージョンとの相違

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