色指標

 BASICの描画命令では色を直接指定するのではなく,色指標という番号を用いて間接的に色を指定する。
 色指標に対応する色は固定されていない。色指標は,XYプロッタのペンホルダの番号のようなものである。各色指標には自由に色を割り当てることができる。
 色指標0の色は背景色で,特別な意味を持つ。また,各描画命令は,特に指定がない場合には色指標1の色を用いる。
 本BASICでは,色指標は0から255までが利用でき,あらかじめ次のように割り当てられている。
 0白, 1黒, 2青, 3緑, 4赤, 5水色, 6黄色, 7赤紫,
 8 灰色,9 濃い青,10 濃い緑,11 青緑, 12 えび茶,13 オリーブ色,14 濃い紫,15 銀色,・・・

SET COLOR MIX(色指標) 数値式,数値式,数値式
 色指標に対応する色を変える。色指標は数値式で与える。
 3つ並んだ数値式は,赤,緑,青の順に強度を0〜1の数値で指定する。

 SET COLOR MIX(1) 0,0,1
を実行すると,以後,1番の色が青になる。

ASK MAX COLOR m
  数値変数mに,使用可能な色指標の最大値を代入する。
  本バージョンでは,通常,255が代入される。

ASK COLOR MIX(色指標) 数値変数,数値変数,数値変数
 指定された色指標に割り当てられた色の赤,緑,青の強度(0〜1)を順に数値変数に代入する。
例 色指標2の色が青だとすると,
 ASK COLOR MIX(2) R,G,B
を実行したとき,R,G,B各変数の値は順に0,0,1となる。


拡張機能(JIS規格外)

set … color文で,色指標の代わりに色名を表す文字列が使える。
色名は次のいずれか。
  "WHITE","BLACK","BLUE","GREEN","RED","CYAN","MAGENTA","YELLOW","GRAY","SILVER",
  "白","黒","青","緑","赤","黄"
例1
 SET LINE COLOR "RED"
  <注意> 前後の引用符を忘れないように。
    SET LINE COLOR RED と書くと,REDは数値変数。
例2
 LET color$="BLUE"
 SET POINT COLOR color$
◎上記以外の色名を指定すると,何もしないで次に進む。

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