例外状態処理
◇ WHEN 〜 END WHEN構文
関数のグラフなどを描くとき,途中に定義されない点などがあると,プログラムがそこでエラーになって止まってしまう。
BASICでは,実行時に発生する零除算などのエラーを例外という。
例外処理を利用すると,零除算などのエラーが発生したときにもプログラムを続行させることができるようになる。
例 y=1/xのグラフを描く
10 SET WINDOW -4,4,-4,4 20 FOR x=-4 TO 4 STEP 0.01 30 WHEN EXCEPTION IN 40 PLOT LINES: x,1/x; 50 USE 60 PLOT LINES 70 END WHEN 80 NEXT x 90 END
通常のプログラムでは,for文でxの値が0になったところで
PLOT LINES: x,1/x
を実行すると,そこでエラーになってプログラムが停止する。
上の例のように,エラーになる可能性のある文
PLOT LINES: x,1/x
をWHEN EXCEPTION INとUSE とで囲んで書くと,エラーが発生したとき,USE行とEND WHEN行の間に書かれた文を実行して次に進む。
なお,上の例で60行の PLOT LINES はx=0の前後で曲線が結ばれてしまうことがないようにするのが目的である。