文法の誤りになる

空白を正しく使っていますか?

空白が必要な部分に空白がないと意味を正しく解釈することができません。
逆に,綴りの途中に空白があっても駄目です。
なお,空白が書けるところについては,空白の個数は(1個以上)いくつでもかまいません。

プログラムを全角文字で打っていませんか?

全角文字はプログラムを記述するのには使えません。
例 誤 10 PRINT a*b
  正 10 PRINT a*b

BASICのプログラム中で全角文字を使えるのは,注釈,文字列定数,DATA文のデータ要素などだけです。
注釈を意味するREMや,注釈の始まりを表す ! も半角で書かなければなりません。

引用符

文字列定数の始まりと終わりを表す " " は,始まりも終わりも同じ文字(半角)です。
全角文字 “ ” で代用することはできません。
例 誤 10 PRINT “こんにちは”
  正 10 PRINT "こんにちは"

かな漢字変換をoffにして,上段に並んでいる数字キーのうち,2のキーをshiftキーとともに押して入力します。
@キーのところにある ゙ は,かなの濁点です(引用符ではない)。

特殊文字の入力

負号の - は,「ほ」の刻印のあるキー(0の右隣り)です。
べき乗演算の^は,その隣りの「へ」の刻印のあるキーです。
+ と * は,それぞれ「れ」,「け」の刻印のあるキーをShiftキーを押しながら押して入力します。
除算の / は「め」の刻印のあるキーです。
なお,加減乗除の,+,-,*,/ は,キーボードの右端にあるテンキーで入力することもできます。

Microsoft BASICとは文法が異なる

!に注意
Full BASICでは, ! 以降は注釈です。!を含むマイクロソフトBASICのプログラムを実行させようとすると,!以後を注釈と解釈して翻訳するので,おかしなエラーが出ます。

Microsoft BASIC互換モード
N88-BASICなど,Microsoft BASICの文法で書かれたプログラムを動かしたいときは,「オプション」メニューの「文法」で,「Microsoft BASIC互換」に設定してください。(ただし,対応するMicrosoftの文法はごく初歩的なものだけです。たとえば,.1!や.1#のように数値定数に!や#を付加する文法には対応していません。数値定数の末尾に!や#,%が付いていたら削除してください。)


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